海咲丸について
海咲丸は島根県出雲市にある港町、十六島(うっぷるい)町に令和元年に創業しました。
屋号の海咲丸は、自身の船からとりました。天然の地元の海産物にこだわり、素材の鮮度を大切にし、美味しかったよ!のお声を何よりの励みにしております。
プロフィール
・1988年生まれ
兵庫県多可郡多可町出身。海とは縁の無い、山に囲まれた自然豊かな環境で遊び育つ。幼少期、旅行先で初めて海を見て「絶対将来は海で暮らす!」と言っていたそう。
・2014年、出雲出身のパートナーとの結婚を機に島根県へIターン。
密かに持ち続けていた海への憧れが断ち切れず、26歳で十六島の定置網船の漁師になる。
・2020年、5年間の漁師経験を経て、海咲丸という屋号で独立。
海咲丸の想い
【もったいない、から始まった】
昔、村の半数以上が漁師の家だったといわれるほど、漁業が盛んだった十六島。
天然わかめの時期になると、50隻以上の船がこぞって漁をし、家族総出でわかめの加工をされていたそうです。
しかし年月を経て、担い手も村の人口も減り、漁師も数名になってしまいました。
近年は、毎年春になると豊富に生える天然わかめも刈る人がいなくなり、またそれを加工する技術を持っていた方もおらずただ海の中で枯れていくだけといった現状があったのです。
こんなに豊かな資源が活用されていない現実が、Iターン出身の自分にとっては衝撃的でした。
もったいないなぁ、と思い海で揺れていたわかめを1葉とって食べてみたところ「わかめってこんなに美味しいんだ!」と更に衝撃を受けました。
こんなに美味しいものが食べられていない事がショックだったし、もっとこの味を多くの人に食べてもらいたいと思うようになりました。
天然わかめに限らず、使われていない地域の魅力的な食材がまだまだたくさんあります。
今、安価で便利な食材がたくさんありますが、地元にも安心・安全で美味しいものがあることををもっと知ってほしい。
十六島の海の魅力を食を通じて若い人や子供たちに伝えたい。
そんな想いで、今日も誰かにわかめをお届けしています。
十六島について
十六島は、出雲大社から車で40分程度のところに位置します。
十六島と書いて「うっぷるい」と読みます。
特産の十六島海苔は、高級海苔として有名ですが、そんな美味しい海苔の生息する海域なので様々な美味しい海の幸の宝庫です。